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▲9八香(△1二香)の意味を覚えよう!

皆さんお早うございます。(*^_^*)
今日は、1九香(後手番なら9一香)にした時の意味をご説明します。
「 この時点で意味が解んないんだけど・・・。」
と思う方もおられると思いますので先ずは図をご覧下さい。
スクリーンショット 2021-01-15 074212

こちらは、四間飛車VS居飛車(棒銀)の定跡形ですが今後手が6二の地点から銀を
繰り出し△7三銀とした所です。ここから後手の棒銀が炸裂します。
先手はここでいろいろな手がありますがここで▲9八香としてみましょう。(2参照)

この9八香とした手の意味を今回は考えたいと思います。

一間、何でもないようなこの手ですがこれにはとても重要な意味があり
①相手の角から直接取らせない。
②仮に取られたとしても角(馬)の効率を下げることができる。
という意味があります。
これが速度が求められる終盤においてはかなり嫌味なんです。

下の画像をご覧下さい。
スクリーンショット 2021-01-18 073357

少し進んで、後手からの△6五歩に対し先手が▲同歩とした所。
ここで後手は△9九角成としますが、香車が浮いているために取れません。
俗に言う空成です。
ここで先手が▲6六角とすれば相手の香取りを狙うことができ未だ互角に戦えます。
これが先手の香車が浮いていなければ先に後手に香車を渡すことになり先手不利となります。
スクリーンショット 2021-01-18 090222

右四間飛車でもこういった手筋は通用します。
下の画像をご覧下さい。
スクリーンショット 2021-01-18 092406
四間飛車VS右四間飛車の局面です。
今、後手が△9三桂とし次に8五桂とし角取りを睨んでいます。
ここでは、▲8六歩なども考えられますが今回は、▲9八香車としてみましょう。

この手も前回の意味と同様、直接香車を取らせないと言う意味と効率を下げさせる意味があります。
少し進んで下記の画像です。
スクリーンショット 2021-01-18 092514
ここでも後手の空成となりましたが桂馬が取られそうです。
しかし、ここで構わず▲6四歩と伸ばします。
次に後手が桂馬を取ってしまう(8九馬)と、▲6四銀とし先手優勢となります。(下記画像参照)
スクリーンショット 2021-01-18 093854
桂馬を取ったことで馬の効率が下がり結果、損をしてしまいました。
なので後手は桂馬を取らず△5五銀くらいで良かったと思います。
※参考程度
以下
▲同銀△同馬▲6四歩△7七銀打▲同桂△同桂成▲6九飛△7八桂で後手優勢

この香車の手筋はどんな戦形にも活用できますので覚えておいて損はない一手です。
是非知らなかった方は覚えるようにしましょう。(*^_^*)

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相手に切ないと思わせるような受け

皆さんお早うございます。(*^_^*)
今日は受けについての話をしたいと思います。

このページを閲覧されている方の多くは上級者の方が多いと思いますが
このくらいの棋力の方達は経験上、受ける際に軽く受ける程度しか受けていないように
感じます。
また、受けた際の駒の働きが50%にも満たない活躍しかしていないように感じます。
ただこちらの問題に関しては高段者でも100%の効率で働かせることはほぼ無理ですので
あまり気にしなくても良いです。

では、一体何が良くないのかパターンごとに説明していきましょう。
下の図をご覧下さい。
スクリーンショット 2021-01-15 074212
今後手が5五角と打ち込んできたとします。
これは次に簡単な詰め路であることは言うまでもありませんが、どのようにして
受けるのが正解でしょうか?

答えは、4六銀が正解でこれで先手は{ 受ける・先手を取る・補強する }
という三拍子を同時に行うことに成功しました。(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 074212
これで後手は角を取られるわけにはいきませんので逃げる一手ですが、△7七角成
とすると桂馬は取れますが馬の活躍ができません。
△7三角と引くのは玉のラインこそ入っていますが△5五角と打った意味がありません。
どちらにせよ次の▲4二金打で後手敗制です。

後手は△5五角の前に△3一銀としておけば良かったのかもしれません。(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 074212

他も様々な受け方があると思います。
例えば、▲4六香と受ける筋もあります。
これはしかし次に△5二銀と打たれます。(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 074212
間違った受け方ではありませんが、これではまだ互角です。

次のパターンです。
下図をご覧下さい。
スクリーンショット 2021-01-15 083630
今後手が△3八竜と王手をかけてきた局面です。
5七の地点も馬に狙われる可能性も有り危険な状態です。

先ず、単に▲7八金と駒を打たずに寄る手はどうでしょうか?
これは次に△3九銀と打たれ後手にまだ攻めが続く模様です。(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 131925

最初の画像から▲6八銀としても△4五桂と打たれ先手苦しい戦いになります。
(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 131925

では、どう受ければ良いでしょうか?
再度初めの局面から戻しましょう。
スクリーンショット 2021-01-15 131925
これは、▲4八歩と打つのが手筋の一着です。
スクリーンショット 2021-01-15 131925
この一手には、王手を防ぐ意味と飛車が9筋に回り金取りとした時の王手のラインから
外す意味と更にまだ意味があります。

では、相手が△同竜とした場合はどうでしょうか?
これは、▲5八金が正解
これにより先手を取ることに成功しました。(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 131925
次に後手は△3九竜の一手ですが、▲6八金寄るとすれば十分堅くなりました。
(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 134724
次に後手は△8四桂くらいだとは思いますが、▲7八香打とし一局という感じだと思います。
(下図参照)
スクリーンショット 2021-01-15 134724

これらのように、
持ち駒が豊富な時はその明確な意味を持ってケチらずに持ち駒で受けた方が良いです。

この局面はまだまだ互角なのでどちらが勝つかは解りませんが、相手の囲いが薄いので次はこちらから強引な攻めが出来そうです。

このような感覚を持って対局するとより勝率が上がると思います。(*^_^*)



銀冠について

おはようございます。
今日は、銀冠の利点・欠点についてお話しようと思います。(*^_^*)

先ずは銀冠の図から
スクリーンショット 2020-12-04 082145

銀冠は、穴熊並みの強度がありしかも玉の自由度が高いのでかなり人気のある囲いです。
僕は相手が銀冠にしてくる時が一番嫌です。(*´Д`)

余談ですが、最悪のパターンで、相手が銀冠に完成した段階で地下鉄飛車に組んでくることもあります。これは自分が振り飛車で戦う意思表示をした時ですが・・・
スクリーンショット 2020-12-04 083108sss
 こんなんなってしまっては勝てる自信が全くありません・・・。

で、欠点なのですが特に無いと思うんですよね・・・(*´Д`)
じゃ、話になりませんので唯一の欠点なのですが、

銀頭の歩
スクリーンショット 2020-12-04 083824
ここを意識すると良いでしょう。

但し、一気に寄せるには自分の飛車2段目又は1段目にきちんと成りこんでいることが
絶対条件です。
何でもそうですが、自分の飛車が上記地点に成りこんでいない状態では囲いを崩すことは
できても寄せることは非常に困難です。

また銀冠は、自分の持っている持ち駒によって崩すパターンが変わります
一つ目は歩を豊富に持っている時。二つ目は桂馬と香車を持っている時。3つ目はどれも
該当しない時。です。

先ず、一つ目の歩を豊富に持っている時のパターンについて検討してみましょう。
先ずは下図の局面から。
スクリーンショット 2020-12-04 085709
豊富とは言っても、現実的には3枚程度しか持っていないと思います。
でもそれだけあれば十分です。

上の局面から、2六歩と突いていき次回、▲2五歩△同歩▲2四歩(下図)
となれば、先手十分です。
スクリーンショット 2020-12-04 090336
ここを後手が△同銀と取れば▲2三歩とすれば良いし、△1二銀とすれば▲2三桂打
でまだまだ攻めが続きます。
従って後手は、こうなる前に△4一銀等で強化する必要があったのかもしれませんが、
これでは攻め駒を失ってしまい先手が若干満足する局面(下図)となります。
スクリーンショット 2020-12-04 091025

但し、この方法は正に諸刃の剣で破壊力はありますが自分の玉頭も非常に脆くなります
従いまして最終手段くらいに思って指す必要があるでしょう。

続いては、桂馬と香車を持っている時の局面です。
先ずは、下の図から
スクリーンショット 2020-12-04 091800

これは、難しい問題ではありませんが、次に▲3五桂として銀取りをねらい△3四銀
とすれば▲2三香で先手優勢です。(下図)
スクリーンショット 2020-12-04 094053

従いまして後手は、桂馬が打たれた時点で持ち駒から△3四銀とする必要がありました。
(下図)
スクリーンショット 2020-12-04 094428
この局面では後手の次の△4六桂が嫌味なため、▲2三桂成とし同銀に▲4七銀打(下図)
スクリーンショット 2020-12-04 095127
とするか、単に▲4七金として受ける必要があります。
これで、両者互角といったところでしょうか。

次に持ち駒としては、ほぼ何も持っていない場合の局面です。
先ずは下の局面から
スクリーンショット 2020-12-04 095851
まだ捌き合ったばかりの局面ですので、お互いに直ぐにどうこうなることはありません。
相手が銀冠の場合は、銀を取ることよりも香車や桂馬を取りに行った方が良い時が多いです。
角を打って何かをしようなどとは考えずに小駒を使って崩していこうという考え方がベストです。
従いまして上記局面では8二竜とし小駒を狙っていく手が早いと思います。



銀冠は、堅さは十分にありますが組むまでの手数がかかることと駒が浮いた瞬間に仕掛けられてしまう欠点があります。
逆を言うと、駒が浮いた瞬間に仕掛けてしまえば一瞬で大優勢になれるチャンスがあります。
今の対銀冠戦の流行りでは相手の駒が浮いた瞬間に仕掛けていくことが多くなってきています。
「成立はしなくても、銀冠まで完成させないよ?」
というのが攻め手の主張です。

どうでしたでしょうか?
これが銀冠という囲いです。(*^_^*)

是非、このような局面が現れたら思い出してみて下さいね!





穴熊について

皆様お早うございます!
今日は、穴熊についてお話しようと思いますので、しっかりと覚えて下さいね!(*^_^*)

初段くらいの実力であれば、穴熊と言う囲いは何なのか?
利点くらいは理解しているはずです。

・・・そうです。極めて固いんですね!笑
スクリーンショット 2020-11-16 074039

先手側の美濃囲いと比べると一目瞭然の固さの違いがあり、終盤でこの局面であれば
どんなソフトも後手が優勢と判断するでしょう。
穴熊は、終盤の寄せあいでは無理な攻め合いでは間違いなく最強です。


では、弱点や欠点はないのでしょうか?

・・・あるんです!

僕から言わせれば穴熊ほど崩しやすく、もろい囲いは無いと思います!笑

何でかって!?

だって、穴熊は固いだけで狭いじゃないですか?笑

そして、穴熊側は囲いを持ち駒で補強する時だってそこら辺をペタペタ打って補修
するだけですよね?

つまりは他の囲いと違って寄せる必要はありますが技術を必要としません

もう一回上の図を見てみましょう。
スクリーンショット 2020-11-16 074039

まぁでも穴で寝ている熊さんを叩き起こすには、道具が必要なんです。
道具は終盤であれば誰でも持っているものです!

そうです!

「桂馬」と「香車」

これだけあればOK!

理想形では、下の図のように桂馬と香車を打てればたった3手程で穴熊は崩壊します。
スクリーンショット 2020-11-16 080552

穴熊崩しが苦手な方の多くは、どうしても無理やり横から掘ろうとするので補強されてしまい
中々崩せないのだと思います。
穴ほるのに、横から掘る人います?普通上から掘るでしょ?笑

穴熊はこのように先ず横からでは無く縦から先に攻めると覚えて下さい。
で、最後に横からどー~~~~~~ん!

と、これが穴熊の最大の弱点です。

他の囲いは、同じ持ち駒でもこうも簡単には崩せませんが穴熊はこんなに簡単に
崩れてしまうのです。(>_<)

なので、穴熊側はこうなる前に相手を仕留める気で寄せないといけません。
逆に、相手の持ち駒に桂馬や香車が無い限りはそうそう崩されることはありませんので
ご安心下さい。(*^_^*)

それが穴熊囲いという囲いなのです。










囲い考察編① 美濃囲いの長所・欠点を理解しよう!

皆様、おはようございます。(*^_^*)
今日は、「美濃囲い」について詳しく説明し理解して頂きたいと思います。
ここからは更新毎にほぼ全ての囲いについて説明します。
と、いうことで美濃囲いから。

何でかって言うと、僕は一番初めに初段に上がるためにはほぼ全ての囲いの長所・短所・相性を理解
する必要があると言いましたよね?
スクリーンショット 2020-10-22 075821

初めは簡単な説明でしたが今回は応用編です。
しっかりおさらいして下さい。

先ず、美濃囲いの長所です。
①横からの攻めに特に強いが、バランスのある固さがある
②手数をさほどかけずに固い囲いが組める
③自然な流れで変形し高美濃→銀冠→銀冠穴熊まで囲うことができるため
 手数を稼ぐことができる。

図を見て頂ければ解ると思いますが、
スクリーンショット 2020-10-22 082226
最短、5手程度で横からの攻めには問答無しの固さで組めることが魅力です。
更にここから、
①4六歩、4七金→(高美濃囲い)
②①から、2六歩、2七銀、3八金→(銀冠)
③②から、1八香、1九玉→(変形銀冠穴熊)
まで完成します。
但し、定跡的に③まで囲うことは稀です。

②に関しては、2七銀のとした瞬間に相手から仕掛けられることが多いですので②に関しては相手が持久戦模様で来た時にするようにしましょう!

そして欠点です。
①端攻めに究極に弱い
②角のラインの攻めに弱い
③3八の銀が急所
④3六の地点が急所

下の局面をご覧下さい。
スクリーンショット 2020-10-22 115634

お互い、駒の損得は無いものの先手はこれと言った攻めが無く対して後手は○のついている地点を攻めることができる楽しみを持っています。
従って、この状況では後手が十分です。

緑の○が付いている所を放置すると
△1五歩▲同歩△1六歩の筋が将来的に発生する可能性があります。

青の○が付いている所を放置すると
△5五角と打たれ将来的に3筋の歩を伸ばされると困ります。

従って、美濃囲いで戦う場合相手の飛車が捌け自陣にいるときは上記記載した攻め筋に事前に対応しておく必要があります

この場合ですと、緑の○がついている箇所に関しての対応は▲2六銀とし将来的に自分も端攻めを狙う手が良いと思われます。
スクリーンショット 2020-10-22 115634_LI
青の○がついている箇所についての対応は▲5五歩でしょうか。若しくは▲4六歩としても良さそうです。

また、美濃囲いは3八の地点にいる銀が美濃囲いを支えている要なのでこれをしつこく狙われると
どうもやり難い・・・。
基本的に美濃囲いは3八の地点の銀がどこに移動しても崩壊してしまうと思って下さい。

下の局面をご覧ください。
スクリーンショット 2020-10-22 123313

こちらも駒の損得はありませんが、△3五桂とされると次に△2七桂成▲同銀△4九龍
で先手降参です・・・。
スクリーンショット 2020-10-22 123752

またこんな場合でも・・・
スクリーンショット 2020-10-22 124224

3五の歩を伸ばされ同歩では取れませんからせいぜい▲4六桂くらいですが
△3七歩▲同桂△3六歩で先手降参です。
スクリーンショット 2020-10-22 124819

結論的に相手の飛車が自陣にいる場合は必ず2~3筋は事前に固く受けて置く必要があるという
ことです。
実践的には、自分の飛車も捌けている時が多く
相当な持ち駒を持っているはずなので相手方にも威圧の効果があります

また5八の地点にいる金を5九の地点に引くのも有力な受けです。
持ち駒が手薄な時の対策法として覚えておきましょう。

相性に関しては、相手が居飛車の場合は本領を発揮できます
相振り飛車模様に関しては縦からの攻めが多いためお勧めできません。

終盤まではほぼ放置出来る美濃囲いですが、お互いの飛車が捌けた局面になったらしっかりと
したメンテナンスを心掛けることが美濃囲いを使用する際の基本です。(^-^)/



プロフィール

日本将棋連盟公認 指導員 河内伸晃

Author:日本将棋連盟公認 指導員 河内伸晃
苫小牧市で将棋教室をしています。
将棋の他、子供の将来のためになるようなことも
色々教えています!
僕の教室の子が将来、「通っていて良かった。」
と言ってくれる日を待ち望んで頑張ってます☆

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